2013年9月23日月曜日
吸込仕事率とダストピックアップ率
”吸込仕事率”がありますが、
海外製の掃除機の場合、
”ダストピックアップ率”という基準で
表記していることがありますが、
何が違うのでしょうか?
家電営業マンの私としては、
こういた数字だけの競争は、
ユーザーにとってあまり必要ないと考えるだけに、
決め手になるような記載のある
サイトをみたことがありません。
みんなもっともらしいことを書いているだけですから、
自分がどんな使い方をするか思い描いた上で、
実際に試してから購入するのが一番いいと考えます。
幸いに掃除機は試せるお店が多いですから、
数字だけで買うのは避けましょう。
2013年9月20日金曜日
サイクロンクリーナーと本物と偽物
最近は、サイクロン方式の掃除機が良く売れています。
紙パック方式の掃除機と違い、
紙パック代とか ランニングコストがかからないのが魅力の一つですが、
集塵方式が紙パックとはまったく違うため、選び方のポイントも変わってきています。
さて、
タイトルにサイクロンクリーナーの本物と偽物と書きましたが、
偽物というよりは簡易的といった方がいいのかもしれません。
では、本格的というのはどのようなサイクロンクリーナーのことを言うのでしょうか?
一言で言うのなら、
集塵フィルターがないということです。
集塵フィルター とは、
空気とごみを分離するフィルターのことですから、
当然のことながら、目詰まりをします。
そのフィルターがないのに どうしてゴミと空気を分離できるのかというと、
竜巻の様に空気を高速で回転させることによって、
遠心力を作り出しゴミの比重の違いを使って空気と分離します。
この分離能力が高く、
集塵フィルターを使わないでも、空気とゴミをしっかり分離できる掃除機を、
本格的 な サイクロンクリーナー というわけです。
2013年秋 現在では、
国内メーカーでは東芝と三菱、海外メーカーでは ダイソンが発売しています。
中でも 東芝のサイクロンクリーナーは、
ゴミの分離能力が高いだけでなく、
分離したゴミを圧縮してくれるので ダストケースから ゴミ捨ての時にゴミが舞い散ることもなく衛生的です。
ダストケースと分離室の両方が、
水洗いできるのは嬉しいですね。
掃除機は軽いのが売れている
掃除機は軽いのが売れています。
最近は掃除機を重さで選ぶ人が増えています。
小さいものが売れ、
大きくて重いものが売れなくなってきました。
確かに軽ければ、
持ち運びは便利だし掃除機本体を持ち上げての掃除も楽に間違いありません
。
ですが ひとつだけ注意点を挙げるとすれば普通に力のある方は必要以上に軽いの選ばない方が良い場合もあります。
特にヘッドが軽すぎると掃除機かけのとき、ヘッドをカーブさせた時にヘッドの端が浮き上がってしまい、ヘッドの浮きを押さえるために力を使うという、
本末転倒なことにもなりかねません。
こんな事にも注意し、実際に使ってみる時は
ヘッドを前後に動かすだけでなくカープさせたりしながら使うこともしてみてください。
スムーズに移動できるか確認すると良いと思いますよ。
2013年9月19日木曜日
吸込仕事率だけにこだわらないこと
掃除機を選ぶとき、皆さんはどんなことに気をつけますか?
選び方とはいっても、ひとそれぞれで、
考えるべきことも、視点の置き所も千差万別です。
掃除機の、
買う時や使用中の経費,性能,使用するときの気持ちよさも大切でしょうね。
人によって何を重要視するかは、
千差万別ですが、たくさんのことが考えられます。
それでは、選び方について考えてみたいと思います。
選び方と言えば、掃除機という性格上、
下記のように考えることもできますね。
購入価格と製造メーカーの信頼性,性能と耐久性,
使用中のトラブルに対する安心感=メーカーサポート体制 など。
掃除機を選ぶといってもい、
その方法なり考え方が如何に多岐に渡っているかが解ります。
掃除機を選ぶ際の選択肢の多さに嫌気がさして、
誰かに任せてしまわないで、自分で結論を出せば、
また違った楽しみが見えてくるのではないでしょぷか。
自分自身で考え、たくさんの選択肢の中から、
一台を選べるなら、また一つ楽しみが増えたも同然ですね。
ところが、
誰でもが選ぶに十分な知識を持ち合わせているわけではありません。
このようなときに、
基礎的な用語を理解していると、有意義ですね。
販売員の説明が、自分に適切かどうかまで解るものです。
ワンポイント知識として紹介しますので、少しでも役に立てば嬉しいです。
吸込仕事率
"どれだけ多くのゴミを早く吸い取るかを表した数値で、カタログには「W数」で掲載されています。
「モーターのパワー」を数値化したもので、
数値が大きいほど吸込む力が大きいといえます。"
と記載されていることがありますが、
数値が大きいのは、空気を吸込むのが大きいということ で、
ゴミを吸い込むのと一致しないということを
覚えておいてください。
2013年9月12日木曜日
掃除機の小型が売れている
サイクロン式、 大きさとしては小型化が流行しています。
今日は、この小型化について書いてみたいと思います。
掃除機を選ぶときのポイントとしては、本体が小型の方がよくれています。
本体が小型化しているということは、 重さも軽くなっているということです。
小さいから取り扱いが便利そうだとか、
置き場所にも 場所をとらなくて良さそうだとか、
確かに同じようにゴミをすうのら、いいことづくめのように思います。
家電メーカーとしては、
マーケティング調査しユーザーニーズが小型にあるとおもえば、
そのユーザーニーズにあうように製品を作ろうとします。
あくまでも その戦略が優先されるので どこかにひずみが出てくるものです。
デメリットは デメリットとしてしっかりとつたえてもらえればいいのですが、
それはそれ 経済社会ですから儲かるためには そのようなことは出来ません。
どうしても良いとこばかりアピールしてきます。
さて 最後になりましたが、
小型化の場合、クリーナーのデメリットはどこに出てくるのでしょうか?
特に サイクロン式の場合を書いてみます。
サイクロン式は、
空気とゴミを遠心分離の力で分けますので、
遠心分離室の直径が小さくなると遠心力が 発生しにくくなり、分離できにくくなります。
それをカバーすために、
モーターの力を上げようとしてもモーター自体も小型化したいわけですから、
なかなか思うようにいきません。
そこで 小型でも、より高回転力をもったタイプを使うわけですが、
今度はコストが上がることになります。
こんな風に、
あるひとつのことを優先すると様々なところに影響が出るものですが、
最終的には、
バランスというところに落ち着いて設計者の意図するところにおさまります。
さて、その設計者が意図したところが、あなたにとってぴったりならば、
この掃除機を選んでよかった ということになりますね。
こんな風に製品はできあがっていきますので、
いいとこ悪いとこみて、選んでみてください。