2012年6月23日土曜日

掃除機の吸込仕事率と集塵能力を考える

掃除機の吸込仕事率と、実際の集塵能力の関係は、
掃除機を選ぶときに、気にする性能の一つでしょう。

吸込仕事率ですが、
普通は、紙パック方式の掃除機の方が、
サイクロン方式より高い値を示しています。

吸込仕事率は、
紙パック方式の場合、
紙パックを新しいものに取り替えたばかりなら、
カタログ数値と変わりないのですが、
ゴミが溜まるにつれて、驚くほど弱くなってしまいます。

集塵能力=ゴミを取り除き集める能力のことを言いますが、
吸込仕事率×ヘッドの性能×排気の綺麗さ 
を総合的に、考えると良のではないでしょうか。

さて ここで、注意してもらいたいことがあります。

サイクロン方式の場合は吸込仕事率そのものは、
さほど落ちないか、また一部の本格サイクロン方式なら、
吸込み仕事率のパワーダウンは殆どありません。

また、吸込仕事率が大きい数値だからといっても、
実使用では集塵能力が高いわけではないと言うことです。

さらには、排気が綺麗と言うことは、
集めたゴミを、再度、撒き散らさないことですね。
ここのところも重要です。

そして、
ヘッドの性能の良し悪しで、
吸込仕事率が同じとしても、
ゴミの取れ具合は、かなり違ってきます。

こんな風に考えていくと、
吸込仕事率の数値で、判断するのは、かなり貧弱な判断になりがち
というのが、解ってくるのではないでしょうか?

最近売れているサイクロン方式にも幾通りかの方式があり、
一概には言い切れませんので、追って詳しく説明したいと思います。

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