掃除機 クリーナーの購入時には、
最初に、紙パック式にするか、
サイクロン式にするかを悩む方が多いですね。
その特徴を知っていると、
自分に合ったものがどちらなのか、はっきりすると思います。
さて、
サイクロン式にも3つほどのレベルの違いがあります。
まず初めに、
サイクロン式の仕組みを簡単に説明しておくと・・
ゴミが空気と一緒に吸い込まれ、台風や竜巻の様な、
渦巻状の流れを作り出し、この流れから遠心力が発生し、
ゴミと空気を分離します。
そのゴミを集塵室に取り込むものを、
一般的にサイクロン式クリーナーと呼んでいます。
さてこの遠心分離の能力の優劣から見て、
大きく3つに分類することが出来ます。
分類は下記のとおりです。
①簡素な仕組みの遠心分離方式で、ゴミと空気を分離する方式です。
実際は、遠心分離の効果というより、フィルターの効果で、集塵しています。
価格は1万円台からあり、排気の綺麗さを追求するのは、問題外です。
紙パックほどではないですが、吸引力の低下がみられます。
②遠心分離能力をあげる工夫の機構が採用され、
多少強力な空気の流れを作り出すことが出来ます。
普通ゴミは、ほぼ完全に分離集塵できます。
が、微細ゴミは、完全に分離できないことから、プリーツフィルター持ち、
ここで微細ゴミを集塵します。
このクラスですと、中高級機クラスですので、
排気も考慮されていて、窓を閉め切ったままで、
掃除をしたい方には、このクラス以上をお勧めします。
③本格的サイクロン方式です。
しっかりとした遠心分離能力をもち、フィルターに依存しないで、
普通ゴミから微細ゴミまでを、集塵します。
分離室は、円筒状で、透明ケースを採用していて、目で見ても、
しっかりした遠心分離能力が、見て取れます。
フィルターレスとアピールしていますが、全くフィルターを使っていないわけではありません。
通常、2つのフィルターを搭載しています。
空気清浄機同等の排気の清浄さを追求するために、
HEPAフィルターと呼ばれるのような
空気清浄機にも使われている高性能タイプフィルターが、
排気口に採用されています。
ここの部分のフィルターは、メンテナンスはまず不要です。
集塵室に近いほうに配置されている方のフィルターは、
モーターを保護する目的です。
こちらは、数年に一度位は水洗いするようなタイプが一般的です。
このように実のところ、フィルターを使っているわけですが、
大部分の普通ゴミと微細ゴミは、遠心分離の際に取り除かれてしまいます。
この本格的なサイクロン式クリーナーの最大の特徴の一つは、
吸引力の低下がなく、吸込み仕事率が維持されます。
また、排気の綺麗さは、トップレベルです。
~~
この方式を生産しているメーカーは、
ダイソン,東芝,三菱が、よく知られています。
(2012/6月 現在)
このタイプの最大の特徴は、
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